1975-02-19 第75回国会 参議院 公害対策及び環境保全特別委員会 第2号
認定に至りますまでの問題は、最初にイタイイタイ病の問題は昭和三十年に萩野博士等の報告が出まして、三十四年ごろカドミウム説が萩野博士から唱えられました。そのカドミウムの証明ということについて、岡山大学の小林教授及び同朋大学の吉岡教授が加わられてカドミウム等の証明に当たられました。
認定に至りますまでの問題は、最初にイタイイタイ病の問題は昭和三十年に萩野博士等の報告が出まして、三十四年ごろカドミウム説が萩野博士から唱えられました。そのカドミウムの証明ということについて、岡山大学の小林教授及び同朋大学の吉岡教授が加わられてカドミウム等の証明に当たられました。
ところが、当時すでに岡山大学の小林教授、あるいは富山県の萩野博士等は、どうもこの安中地区がそれほど安全であるということは信用できないという強い主張をしておられました。しかし、私たちもそうは言われても、はたして県と厚生省が発表されたことに対してどの程度の疑問をもちかけたらいいか、あるいはどういうふうなところに疑問の解明するかぎがあるか、ちょっと戸惑っていたわけでございます。
につきましては、地元の長崎県におきまして長崎大学の協力を得て今日まで実施してまいっておりますが、今回の事件を契機といたしまして、やはり地元の大学だけではなしに、ほかのイタイイタイ病の専門家をぜひともここに招くべきであるというようなお声も国会の中でございますし、また、地元の長崎県におきましても、ぜひとも検診班として中央からも派遣をしてほしいという御要望でございまして、従来イタイイタイ病に非常に努力をされました萩野博士等
やはりわれわれとしては、環境庁が行って一々診断をするわけではないわけですから、県が診査するためのそれだけの機関ができておれば、その結論というものを尊重するということ、われわれとしてはそういう上に立ってやらざるを得ないわけでありますが、ほかの石崎教授や専門の萩野博士等から、これはイタイイタイ病の患者であるというような発表が、ほかの学者等からも出ておるわけでありますから、そういう問題については、これは県
また、五月から始めるという人体調査を含めた再調査に対して、萩野博士等の権威者をも参加させる考えはないかどうか。さらに健康や農作物の被害者住民に対する補償に関し、いかに考えておられるかを、あわせてお尋ねいたします。 次に、紛争処理法案の対象から、基地公害を除外した理由について、総理及び総理府総務長官にお聞きしたいのであります。 公明党は、昨年、党の総力をあげて基地の総点検を敢行いたしました。
それからいま言ったような集団検診でどうして三十人もイタイイタイ病の診察をされ、また発見され、従事してこられた萩野博士等の意見を入れて、骨盤大腿部のレントゲン写真をとるように厚生省で指導しないのか、それがわれわれとして納得できない、その点を端的にお答え願いたい。
事実対馬においても、もうすでに死亡された三人、生きている一人、さらにまた新しく六人の方が、レントゲン写真の結果イタイイタイ病じゃないかという疑いもありますし、またいわゆる安中市におきましても、萩野博士等の所見の結果は、一期、二期、三期まではあるのじゃないかというような、あるいはカドミウム肺というような危険もあるという見解も出しております。これは十分調査していただきたい、こう思います。
○多田省吾君 その調査の内容でございますが、たとえば対馬のカドミウム禍につきましては、神通川流域のイタイイタイ病を発見しその治療に従事した萩野博士等は、対馬にも確かにレントゲン写真を調査した結果三人のイタイイタイ病患者がいる、そのように言っているわけです。ところが、県の衛生部の発表ではイタイイタイ病はいないと、こう発表されております。
○内田善利君 非常に手の打ち方がおそいと思うわけですが、昭和三十八年、三十九年、岡山大学の小林教授、また富山の萩野博士等がもうすでに現地調査してデータも出ておりますし、また厚生省でも四十年、四十一年と調査をやって、しかも詳しいデータが出ておる。
これはもう地元の萩野博士等の努力によりまして、いまでは学界でもイタイイタイ病の原因はカドミウムであるということにほぼ一致しておるわけなんです。しかも今度の調査班はその主目的からはずれた。このことに対する専門家が加わってこのことが書かれておるのかどうか、何かここでも問題を後退させているような感じがあるわけなんです。この点どのように考えておられるのですか。